健康診断で知っておきたい30の検査項目

シェアする

最近の記事

前回の健康診断前に知っておきたい6つのことより、実際にどんな検査をするのか?

はたまたどんな検査を追加したらいいのか?わからない方もたくさんいるかと思いますので、よくわかる検査の内容と追加検査についてのお話です。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

検査項目の読み方

BMI指数

BMI(Body Mass Indexの略)は肥満度を表す指数で

体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)=18.5~24.9を標準(日本肥満学会)としています。

標準体重=身長(m)の2乗×22

例として (身長155cm,体重48kg)の場合

BMIの算出方法   48÷1.55÷1.55=19.98   BMIは19.98

標準体重算出方法  1.55×1.55×22=52.86   適正体重は52.86

といった具合になります。(㎝はmで計算してください。)

収縮期血圧

血管が収縮したときに送り出された血液が血管に流れ込む圧力で血圧の最大値です。

正常値でも1日の変動が大きいので注意が必要です。

拡張期血圧

心臓が拡張したときの圧力で、最小血圧をいいます。

収縮期、拡張期のどちらかが基準値を超えても高血圧と診断されます。

白血球数(基準値:3200-8500)

異物の侵入に対してカラダを守る白血球の数です。

白血球数が多い場合

・感染などでウイルスなどの異物が入った疑いがあり

白血球数が少ない場合

・骨髄の機能が低下したりします。

赤血球数(男400-539,女360-489)

酸素を運ぶ赤血球の数で、低いと貧血やビタミンB12欠乏症または子宮筋腫などの疑いがあります。

高い場合

・動脈硬化を引き起こす多血症などの疑いがあります。

ヘモグロビン(男13.1-16.6,女11.9-14.6)

赤血球の成分の一つで酸素の運搬を行なう中心的役割があります。

低い場合

・貧血

・息切れ

・立ちくらみなどの症状が表れたりします。

ヘマトクリット(男38.5-48.9,女35.5-43.9)

血液中に含まれる赤血球の割合になります。

赤血球数・ヘモグロビン量・ヘマトクリットのデータを比較することで、おおよその貧血の種類を診断することができます。

血小板数(13.0-34.9)

血小板は血管の傷を塞いで出血を止める働きをします。

値が高い場合

・骨髄性白血病などの疑いがあり

低い場合

・悪性貧血や肝硬変などの疑いがあります。

空腹時血糖値(〜99)

血液中のブドウ糖の量をいいます。

値が高い場合

・糖尿病の疑いがあり

値が低い場合

・副腎機能低下症や肝硬変、膵臓腫瘍などが疑われます。

HbA1c(〜5.5)

ヘモグロビンにブドウ糖が結合したものです。

過去二ヶ月間の血糖値を示すため検査前の食事に影響されません。

値が高い場合

・糖尿病

・網膜症

・神経症などが疑われます。

尿酸値(2.1-7.0)

痛風の原因になるプリン体が分解されて出来た老廃物になります。

値が高い場合

・高尿酸血症と診断され、痛風・腎臓病・動脈硬化などが起こる原因になります。

尿素窒素(9.0-22.0)

血液中の尿素に含まれる窒素分をいいます。

通常は尿と一緒に排出されますが、十分に排出されない場合

値が高い場合

・腎不全などの腎臓機能低下が疑われます。

クレアチン(男〜1.00,女〜0.70)

筋肉運動のエネルギー源となるクレアチン(アミノ酸)が分解される際の老廃物です。

腎臓が正常な場合、尿として一緒に排出されます。

値が高い場合

・腎臓疾患

・妊娠中 など疑い

総コレステロール(140-199)

肝臓で作られて、細胞膜を構成したり胆汁酸や性ホルモンを生成する重要な物質です。

値が高い場合

・動脈硬化の原因になったりします。

・脂質異常 などの疑い

HDL-C(40-119)

善玉菌と呼ばれる血中の余分なコレステロールを肝臓に戻す運搬の役割をもっています。

値が低い場合

・脳梗塞

・虚血性心疾患

・腎不全などに進行する恐れがある

LDL-C(60-119)

悪玉菌と呼ばれる組織にコレステロールを供給する役割があります。

値が高い場合

・高脂血症

・動脈硬化 などの疾患を引き起こしやすくなります。

中性脂肪(30-149)

食事で摂るほかに、肝臓で糖質から合成されますが余った中性脂肪は皮下脂肪や内臓脂肪として蓄積されます。

値が高い場合

・糖尿病

・脂肪肝 などの原因になります。

AST(GOT)(0-30)

肝臓に多い酵素のことをいいます。

肝細胞が破壊されると血液中に流れ出します。

値が高い場合

・心筋梗塞

・アルコールの過剰摂取 など

ALT(GPT)(0-30)

肝臓にある酵素です。

AST(GOT)のデータと併せて病気を診断します。

値が高い場合

・脂肪肝

・肝炎

・肝硬変 などの肝臓の異常が疑い

γ-GTP(0-50)

解毒作用に関係する酵素です。

他の肝機能数値は正常でγ-GTPだけ高いと飲み過ぎの可能性があります。

値が高い場合

・肝臓や胆道系に異常

血清総タンパク(6.5-8.0)

多くが肝臓で合成される、血清中のタンパク質です。

値が高い場合

・慢性肝炎などの疑い

値が低い場合

・ネフローゼ症候群

・肝硬変   などの疑い

アルブミン(4.0〜)

肝臓で合成され、血液中のタンパク質の約60%を占める物質です。

値が低い場合

・肝機能障害

・栄養失調  の疑い

総ビルビリン(0.4-1.0)

ヘモグロビンが変化してできる黄色い色素です。

通常は便と一緒に排出されます。

値が高い場合

・胆管や肝臓の病気の疑い

PSA(腫瘍マーカー)(年齢別)

健康時には含まれない特殊物質の濃度を測る腫瘍マーカーです。

値が高い場合

・前立腺がん

・前立腺肥大症

・前立腺炎  の疑い

CEA(腫瘍マーカー)(5.0以下)

健康時には含まれない特殊物質の濃度を測る腫瘍マーカーです。

値が高い場合

・ガン(食道・肺・乳・肝臓・胆のう・膵臓・胃・大腸)の疑いがあります。

AFP(腫瘍マーカー)(20以下)

健康時には含まれない特殊物質の濃度を測る腫瘍マーカーです。

値が高い場合

・ガン(肝臓)

・肝炎

・肝硬変  の疑い

P53(腫瘍マーカー)(1.3以下)

健康時には含まれない特殊物質の濃度を測る腫瘍マーカーです。

値が高い場合

・ガン(乳がん・食道・大腸・子宮)の疑い

ピロリ菌

胃がんの9割はピロリ菌感染といわれています。

最初にピロリ菌検査をして感染していなければ内視鏡ではなく、バリウムでも十分になります。

アミノインデックス

健康な人と、がんの人の血液中のアミノ酸濃度を解析してがんである可能性を予測する新しいスクリーニング検査です。

・ガン(胃・大腸・肺・前立腺・乳・子宮・卵巣)を予測することが可能になります。

この検査でがんの可能性が高いという結果の場合は精密検査をおすすめします。

最後に

これらの検査は一部になります。

主に血液検査についてお話してきました。

血液検査ではアミノインデックスのような特殊な検査以外では、通常3本(全血・末梢・血糖)を採取する血液検査分で項目だけ追加して実施できるため、あとはお財布とのご相談となります。

腫瘍マーカーなどは2000円前後と割高ですが、がん検査は早期発見が治療の第一歩となりますので1年に1度はしていただけると安心できるかと思います。

また会社によっては超音波検査やマンモグラフィーなども取り入れて検査している場合もありますので、もし該当する時はやってみるのも自分の健康状態を知るためには必要かと思います。

知る事が怖いと言う方もいますが、知らないで手遅れになるよりはいいので早期発見できるようちゃんと検査を受けることをオススメします。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク